りぐり山茶　各種

りぐり山茶とは、土佐樅ノ木山郷（現、いの町小川）の人里離れた山深い森に茶の木が自生していて、自然自生の茶木を開墾し、昔ながらの自然農法で育て上げた茶葉。

龍（りゅう）
土が極めて少ない岩場に自生する茶の味は、口当たりが柔らかくスッキリと澄んだ風味に
仕上がっています。

蜜蘭香（みつらんこう）
急峻な山の斜面を移動しながら、茶かずの少ない茶木から竹カゴに丁寧に手摘みしてゆくうちに、カゴの中でゆすられゆすられした茶葉は適度に萎凋された状態となり、隠れひそんでいるようなほのかな蜜の香りとなりました。

長春花（ちょうしゅんか）
樅ノ木山の山人の庭先にいつの頃から植えられていたのでしょうか、
春はもちろん凍てつく冬にさえも蕾を付ける中国種のバラの古い呼び名から長春花と名付けました。実生の茶葉が生み出す至福の香りと不思議な余韻をお楽しみ頂けます。

よたんぼ用（よたんぼよう）
森の落葉樹の養分や岩質のミネラル分をたっぷりと吸収し、土佐の山の春の
日差しを大らかに受けた茶葉の味は滋味深く野生の茶の渋味、苦味を重厚に
残しながらも、水質に滑らかになじむ濁りのない際立った味を示してくれます。

森の中のお茶（もりのなかのおちゃ）
長く鼻腔に残る春の山の豊潤な香りと、杉の根や草肥がゆっくりと土にかえり
茶の味として現れる自然の滋味やほのかな甘い後味をお楽しみ下さい。

風蘭香（ふうらんこう）
深山にわけ入ると木立の上から風にのって甘く香る風蘭の様な香りと山に育まれた奥深い滋味を味わって頂けます。

岩座（いわくら）
自然の森の木々の遮光により、野生の茶葉の渋味、苦味がより柔らかでありかつ、
深みを増した風味に仕上がっています。